プログラミングを始めて学習する人は一度は聞いたことがあるであろうプロゲート。無料で使用することもできるのですが、本気で学習しようとなると有料版へアップグレードしたほうがいいのかな?と思ってしまいますよね。
本記事では有料版にてJava、HTML&CSS、Git、SQLなどを学習したユーザーに使用した感想を聞いてきました。Progateの説明をしつつ、感想を詳しく載せていきます。ぜひ参考にしてくださいね!
Progateとは
![HTML & CSS | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]](https://d2aj9sy12tbpym.cloudfront.net/progate/shared/images/slide/html/study/101/1485928388770.png)
プロゲートとはプログラミングをゲーム感覚で学習できるサイトです。無料から始めることができ、感覚的にプログラミングを勉強することができるので初心者にも非常にお勧めの教材です。
対応している言語も非常に多く、全部で以下の15コースが利用可能です。(2020/06/08現在)
- HTML & CSS
- JavaScript
- jQuery
- Ruby
- Ruby on Rails5
- PHP
- Java
- Python
- Command Line
- Git
- SQL
- Sass
- Go
- React
- Node.js
無料版だと対応できる範囲が限られてくるので、できれば有料版に入会することをお勧めします。有料版は約1000円(/月)なので手軽に手を出すことができます!
プロゲートの魅力はなんといってもゲーム感覚で学習を進めることができる点です。プログラミングの学習と聞くと、非常に難しいと考えてしまい何から始めていいか分からなくなります。しかし、プロゲートはゲームのようにプログラミングの学習を進めつつ、基礎もおさえることができるので初心者にはもってこいの教材になっています。
無料版と有料版の違い
プロゲートには無料版と有料版が用意されています。各言語に初級、中級、上級、道場コースの4つのコースが用意されているのですが、無料版で学習できるのは初級コースであることが多いです。初級のみでは実戦レベルの実力を身につけることは難しく、有料版にアップデートして学習するのが良いとされます。
Progateで学べる言語
2020/06/08現在、プロゲートでは全部で以下の15コースが利用可能です。
- HTML & CSS
- JavaScript
- jQuery
- Ruby
- Ruby on Rails5
- PHP
- Java
- Python
- Command Line
- Git
- SQL
- Sass
- Go
- React
- Node.js
各言語の特徴を簡単に説明します!
HTML & CSS
HTML & CSSはホームページなどを作成するときに使われる言語です。HTMLとは、テキストボックス、文字、表、画像、リンクなど、WEBサイトに必要な部品を配置するための言語です。一方、CSSとはHTMLで用意した部品に対して色付けなどの装飾を施すものです。最初のうちは両者の違いを抑えるのが難しいと思いますが、実際に使ううちに違いがわかってくれるので、はじめはHTMLとCSSはよくセットで使われるんだくらいの認識で大丈夫です。
JavaScript
JavaScriptはユーザー側のWebブラウザと、Webサイトまたはウェブサービスの相互間のやりとりを、円滑にするために使われています。例えば、ウェブページなどで新規登録でパスワードを入力する場面がありますよね。その際に英語でしか入力できないのに日本語で入力してしまったときに、「使用できない文字が使われています」と表示されることがあります。このような表示をするために使われているのがJavaScriptです。他にも、バックエンドとのやりとりをする際などに使われており、立ち位置としてはフロント側だけど、目に見えにくく難しいと感じる感じる言語と捉えるのが良いかもしれません。言語の中でも最も一般的なので始めて言語を学習するときはぜひ触れておきたいものです。
jQuery
jQueryとはJavaScriptを利用して作られたもので専門用語で言うと、JavaScriptのライブラリに属します。ライブラリとはある程度まとまったプログラムを前もって用意してくれているものです。jQueryはHTMLやCSSに動きをつけるために作られたものでフェードインやフェードアウトなどCSSではつけることのできない操作ができます。jQueryをJavaScriptで書き換えるてしまうと、コードの量が非常に多くなってしまうのでjQueryで書くようにしましょう!
Ruby on Rails5
Ruby on Rails5Webアプリケーションを作成するためのフレームワークです。アプリを作成するのに必要な機能や構造がひとつにまとまっておりWebサービスの開発をサポートしてくれます。使用言語はRubyです。
Ruby
Rubyは人気のフレームワーク「Ruby on Rails」のベース言語です。ショッピングサイト、ブログサイト、アプリケーションサイトなど、フレームワークを使い構築できるWebサイトに向いている言語で非常に人気の高いことから、多くのシステム開発会社で利用されています。日本人が開発した国産のプログラミング言語で記述量がJavaなどに比べて少ないことから覚えやすく初心者でも取り掛かりやすい言語と言われています。
PHP
PHPとは動的にWebページを生成することができる言語です。他言語と比較して仕様や文法が簡単なため比較的学習しやすいと言われています。MySQLなどのデータベースとの連携もしやすいことから、WordPressを含めたWebアプリケーションの開発によく使われる有名な言語です。立ち位置はJavaScriptと似ていますが、サーバーサイドで実行されると言うのが特徴です。
Java
Javaは世界的に使用されている言語で、習得したい言語としても1位を獲得するほど人気の言語です。人気の理由は多くの現場で使われていることと、汎用的でOSに依存しないといった理由があります。様々な言語の根本となっており、幅広い分野のプログラムを作ることが可能です。
Python
Pythonhは組み込みアプリ開発やWebサイト構築から、ディープラーニングまで様々な分野で利用可能な言語です。「Django」というフレームワークを使用して制作を行うことが多いです。AI(人工知能)や機械学習分野分野でも注目されている言語です。Pythonを利用して作られたものとしてはInstagram、YouTube、Evernoteなどがあります。コードを書きやすく読みやすくするために生まれたプログラミン言語のため、だれが書いても同じようなコードになるようになっているのが特徴です。
Command Line
コマンドラインとは、コマンドを打ち込んでパソコンを操作するものです。別名ターミナルと呼ばれることもあり、わかりやすい言葉で言うとファイルの削除や新規作成やアプリのインストールなどをコマンドを打ち込むことで操作します。基本的に一般の人がパソコンを使用する場合はこのコマンドラインを使用することはないですが、プログラマーなどがパソコンのより内部の設定や編集を行うときはこのコマンドラインを使用して行います。
Git
gitはバージョン管理システムと呼ばれています。もっと簡単な言葉で言うと、製作途中でセーブデータをとりそれを保存しておくものと考えてもらって構いません。セーブデータを取ることで、不本意な変更が入ってしまった場合は昔のセーブデータに戻って開発を進めることもできます。また、gitを使用することで他の人との共同開発をより簡単にすることもできます。同じセーブデータを複数人で共有して開発を進めることができるのでより開発の速度が向上したり、管理がしやすくなったりするのが特徴です。
SQL
Webサイトを利用していると、新規登録などでメールアドレスやパスワードを入れる場合がありますよね!新規登録された情報は画面を通して情報を溜めているデータベースというところで保管されます。
このデータベースに情報を入れたり、情報を引き出したりするために使用されるのがSQLです。よって、SQLはデータベース言語と呼ばれています。実際データが保管されるデータベースの種類にはMySQLやNoSQLなど様々な種類がありますが、SQLは国際標準化されているため、さまざまなデータベースで問題なく利用できます。
Sass
Sassとは、「Syntactically Awesome StyleSheet」の略です。より便利になったCSSと考えてもらって大丈夫です。入れ子上に記述することで記述量を減らすことが可能なので、CSSを書く必要がある人はぜひSassで書区ことをお勧めします。
Go
「Go」は、Googleによって開発されたプログラミング言語の1つです。シンプルな構文や軽量な動作でプログラミングが容易で、近年Goを使っている企業も増えています。言語自体は2009年にできたものなので比較的新しい言語です。表現力豊かにコードを記述することが可能なので、複雑なシステムを構築するのに向いている言語といえます。難易度は比較的簡単とされており、これからプログラミングを学ぶ人にもお勧めの言語です。
React(React.js)
Reactは、あの有名なFacebook社が開発をおこなっているJavaScriptのフレームワークです。競合にはVue.jsなどがおり、どちらも人気のフレームワークになっています。React.jsはWEBアプリの作成の際に使用されることが多いのですが、そのなかでも、画面遷移の少ない「SPA(シングルページアプリケーション)」の開発に向いていわれています。他にもモバイルアプリ向けのフレームワークも用意されており、Reactを使うことで様々なアプリケーションの開発をすることができます。
Node.js
Node.jsは、普通フロントサイドで動くJavaScriptをサーバーサイドでも動くようにできるようにしたものです。2009年に作成されたプラットフォームであり、多くの人から「軽量」「効率よく作業できる」と評判です。リアルタイムで複数の人が使用する場合でも動作がもたつくことが少ないのが魅力で、チャットなどのネットワーク・サーバの構築はNode.jsの利用がおすすめです。
Progateの使い方
プロゲートはプログラミング言語の学習に用います。使い方は非常に簡単で、新規登録をおこないその後は学習したい言語を順番に進めていくだけです。UIがしっかりしており、直感的に操作できるので初心者でも親しみを持って学習を進めることができます。
Progateに向いている人
プロゲートに向いている人は以下のような人です。
・プログラミングの基礎を身につけたい人
・プログラミングの勉強をしたいけど、ガッチリとした勉強が苦手な人
・ゲーム感覚でたのしみながら勉強したい人
【評判は?】Progate有料版でJava、HTML&CSS、Git、SQLを学習した感想
学習期間とかかった費用
ava、HTML&CSS、Git、SQLを習得するための学習期間は全部合わせて1.5ヶ月くらいで、各言語を2.3週しました。かかった費用は1ヶ月なので1000円です。
1000円でこれだけのボリュームの言語をできるのは非常にお得と感じました。
有料版でよかったところ
新卒でプログラマーになることになり、学習を始めました。入社前にプロゲートを用いて基礎力を固めていたことで同期と差をつけて入社することができました。実際に研修の場面ではまわりより速いスピードで開発を行うことができたので、上司からの評価ももらうことができ、有料版を使って基礎力を固めておいてよかったなと思いました。
悪かったところ
悪かったところは特にありません。強いて言えば、Javaなどに関してはコードの基本は身についたものの、どのような場面で使用するのかのイメージがプロゲートだけではわかりませんでした。
バックエンドのコードに関しては、実際の業務を通さないと分からない部分があるので、プロゲートは基礎力を身につけるものと割り切る必要がありそうです。
学習のポイントやコツ
学習のポイントは、1つの言語を初級から上級までマスターした後に他の言語に取り組むことです。多くの言語を習得しようとして、簡単な初級を満遍なくおこなった後に中級を進めようとすると、結局基本が全てできている言語がないので進みが悪くなってしまいます。逆にプログラミングは言語同士が似ているという特徴があるので何か1つの言語をマスターしておけば、他の言語の学習にも役立ちます。よって、プロゲートを用いて学習する際は1つの言語を極めてから他の言語を極めるようにしましょう。
他の学習教材の比較!違いは何??
プロゲートの他にプログラミングを学習する教材として、コードアカデミー、ドットインストールなどがあります。
コードアカデミーは、ゲームのようにプログラミングを学習できる英語のサイトです。プロゲートと比べると説明が詳しく丁寧なので、英語が得意な人はコートアカデミーで勉強してもいいかもしれません。
ドットインストールは3分の動画でプログラミングを学習するサイトです。プロゲートに比べスピーディに学習が進んでいくのである程度プログラミングに慣れた人はドットインストールを利用するのをお勧めします。
Progateプログラミング学習初心者におすすめ
いかがだったでしょうか?
プログラミングを始めて学習する人にとって、プログラミングとはどのように取っついていいか分からないものかと思われます。プロゲートは課金料も安く、対応言語も多いので初めての人にはもってこいの教材です。
プロゲートを使用して、基本を勉強することで応用がきても揺らがない土台を手に入れましょう。